映画やアニメをメインに感想など。涙腺は常に緩め。

映画『累 -かさね-』の感想&評価! 土屋太鳳と芳根京子の演技をとくとご覧あれ!

2019/02/02
 
この記事を書いている人 - WRITER -

映画『累 -かさね-』が先日ついに公開され、恐る恐る見に行きました。

「恐る恐る」にはもちろん理由があります。

 

キャストのイメージが違う

雰囲気が表現できていない

ストーリーの改悪がひどい

漫画原作の実写版作品にありがちな批判コメントですよね。

私も好きな漫画なだけにかなり心配していたのです。自分でそう思ってしまうのが怖かったのです。

なので、恐る恐る映画館へ足を運びました。

 

 

 

さて、そんな私と同じような心配性のあなたに言いたいことがあります。

「迷っているなら、見ましょう。」

漫画原作の実写化は見ないと心に固く誓っている方に無理強いする気はもちろんありませんよ。

ただ繰り返しになりますが、現在見るかどうか迷っている場合は試しに見てみることを強くお勧めします。

それくらい私の中で本作品は高評価です

その理由をこれから書いていきます。

 

※ちなみに原作未読でこの映画を見ようと考えている方は、↓の記事を読んでからの鑑賞をおすすめします。

『累-かさね-』が実写映画化されるのであらすじとか紹介していく

 

【感想】土屋太鳳、芳根京子の演技力が全てを持って行った

あくまで視聴者目線になってしまいますが、私は漫画やアニメ作品の実写化にあたって一番の難しいところは、その作品の持つ世界観や雰囲気をいかに壊さずに漫画っぽさ、アニメっぽさを消すことができるかだと思っています。雰囲気はとても大事なんですけど、あまりにそのまま実写にしてしまうと痛々しい感じになってしまいますからね。その加減が非常に難しいんです。

ちょっと曖昧な言葉になりますが、簡単に言えばリアリティがあるかってところですかね。

ではこのリアリティを出すのに大事なものはというと「脚本」と「演技力」なわけですね。

 

まず脚本についてですが、十二分に素晴らしいです。

個人的には台詞回しに若干の違和感(主に序盤)は感じましたが、それも許容範囲内でした。「やっぱり難しいよね~」くらいにしか思いませんでした。

 

特に小学生時代の話の入れ方がとても良かったと思います。

「最初に入れなくて大丈夫かな?初見の人わかりにくくないかな?」と途中まで思っていましたが、とても良い、そして違和感のないタイミングで挟んできてくれて気持ちよく見ることが出来ました。

本当に、素晴らしかったです。

素晴らしかったんです。

 

 

しかしです。

しかしですよ。

主演2人。土屋太鳳と芳根京子の迫真の演技が全てを持って行ったんですよ!

一体なんですかこれは…

顔が入れ替わった後の違和感があまりにも・・・あまりにも無さすぎるんです。

今どちらの顔がどちらの人格なのか、見ているうちに理解出来ます。出来てしまいます。

一人二役であり、同時に二人一役でもある。

こんなに難しい状況を土屋太鳳と芳根京子は演じ切ってしまったのです。

もう完璧です。

 

あと私は記事冒頭の予告編を見て「ちょっとヒステリックすぎるのでは?」と心配していました。

でもその点も全くの杞憂でした。

累の持つ静かな狂気が全く違和感なく表現されてるではありませんか!

これが…これが累なんだ…!私の見たかった累が、そこにいました。

 

具体的にどの辺かはちょっと覚えてはいませんが、うーんキスシーンの話のあたりでしょうか?

もうぐいぐい作品に引き込まれてしまって、途中から漫画の実写作品であることなど忘れてしまっていました。

もう「ひとつの作品」としてしっかり飛び立っていたのだなと、そう思います。

累『偽物が本物を超える』

(C)2018映画「累」製作委員会 (C)松浦だるま/講談社

 

Aimerの主題歌『Black Bird』が最後を美しく彩る

EDはAimerの『Black Bird』という曲で締めくくられます。

これがもう歌詞もメロディもたまらんのですよ。

ただ美しいだけでなく、どこか暗い。

正に累のことを歌っているように感じます。

曲が終わるととても良い余韻に浸れます。

 

偽物は本物を超えるのか

作中で何度か登場する「偽物が本物を超える」ということ。

私は基本的に「超えなければならない」と思っています。

寧ろ超える時があるからこそ物語とかってこんなにも求められるのではないでしょうか?

 

物語というのは基本的にフィクションですよね。偽物なんです。

でもその中には現実では一生かかってもお目にかかれないようなドラマがあるわけじゃないですか。

それはもう現実(=本物)を超えていますよね。

人はその瞬間に感動を覚えます。

そしてそれを楽しみにして小説を読んだり、漫画を読んだり、映画を見たりするんだと私は思うのですよ。

 

さて『累』の話に戻りますと、主人公の累は「偽物」の丹沢ニナになりますよね。

さらに女優ですので『サロメ』等の作中作でさらに「偽物」を演じています。

偽物が偽物を演じ、そしてどちらの意味でも本物を超えて見せるわけです。

累の執念と言いますか、何というか言葉に出来ない凄いものを感じてしまいました…

 

まとめ

間違いなく土屋太鳳と芳根京子の2人が全てを持って行った作品です。

この2人の映画だといっても過言ではないレベルですね。

 

偽物が本物を超える瞬間、最高でした。ゾクゾクしました。

そしてどちらが本物、偽物というわけではないのですけれど・・・原作の漫画を超えた瞬間、私は確かにあったと思います。

 

まだ見ていない方には是非是非見ていただきたい作品ですね!

感想は以上です。ありがとうございました!

 

この物語には続きがある

原作である漫画『累』

控えめに言っても面白過ぎるのでみんな読んでみて下さい…

本作品で扱った累と丹沢ニナの物語は実は結構序盤の話なんですよね。

ちなみにもう完結してます!よろしくお願いします!

 

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© じやみんはすぐ泣く , 2018 All Rights Reserved.